ねぎぞうのお仕事
あてのない旅
その朝の目覚めは、悪いものではなかった。
いや、いつもの休日に比べればむしろさわやかな目覚めであった。
男はベッドから出ると、クシャクシャになった箱から最後の一本を取り出し
おもむろにコンロで火を着けた。
煙草の煙越しに差し込む初夏の強い朝日が目に染みる。
二、三度煙をくゆらせると火を揉み消し、男はドアの向こうへと消えた。
中からはさっきまでのゆったりとした空気を断ち切るかのように、
激しいシャワーの音が聞こえてきた。
部屋に戻った男はタオル一枚を纏い、沸き立った珈琲をすすりながら
コンビーフをほお張る。
テレビでは朝の情報番組が連休中の高速道路で
本州を縦断するという企画をやっていた。
「そっか、1000円か...」
男はしばらく見入っている。
ふと窓の外に目を遣りボソッと呟いた。
「行くか...」
男は辺りに散らばった服を無造作に身に纏い、ガレージへと降りて行った。
そこには男の愛車が男を待っていた。
男はシートに深く身体を沈めキーを回す。
低く小気味の良いエグゾーストノートが男を包み込む。
眼を閉じてしばらくそのリズムに身を任せると静かに愛車を滑り出させた。
男はあての無い旅へ出た
雨男と呼ばないで Returns~エピソード1~
雨男と呼ばないで Returns ~ep2~
雨男と呼ばないで Returns~ep3~
きっかけは○○
それは二カ月ほどさかのぼった日のこと
数日前に海へいった、お盆休みもちょうど半分が終わった。
8月16日 夕方
私は高崎から家に戻る途中で目の当たりにした夕焼け空に
時間を忘れしばらくの間魅入っていたのであった
そこには楽しかった連休も半分が終わり
夕焼けのもの悲しさも相まって、少し感傷的になっている自分がいた
「夏も終わりか・・・」
私はひとり呟く
カーラジオからは交通情報が各地のUターンラッシュの様子を伝えている。
今日は日曜日
世間ではお盆休みの最終日
例の高速料金1,000円の最終日ともあって
各地で渋滞しているようだ
今年はどういうわけか普段より連休が二日ほど世間より長い
休みも後二日ほど残っている。
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
ん・・・
私の頭の中で何かがつながった
「高速1,000円」
「世間は明日から平日」
「自分はあと二日の休み」
これは・・・
次回へつづく・・・
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旅立ちは突然に
「きっかけは○○」からのつづき
私はあまりちゃんとした旅行というものをしたことがない
海外はもとより、日本国内でも行ったことがない所がたくさんある
とくに、西日本は高校生の修学旅行で行った広島、九州くらいだ
そうなのだ
私にはどうしても行ってみたい場所、行かなければならない場所がある
普通であれば中学生や高校生で一度は訪れる地
どういうことか、どちらでも行っていない。
建築の仕事をしているのに、社会人になっても行ったことがない
「そうだ、京都いこう。」
突然頭の中を電撃がはしった。
どこからともなくあの音楽が流れてきた。
これはチャンスだ
今日のうちに高速に乗れば高速は1,000円だし
明日からは平日で道も空いているだろうし
休みも今日を入れれば二日半ある。
絶好のチャンスだ!
早速自宅へ飛びかえり、何年か前に買った「まっぷる」を開くのであった
次回へつづく・・・
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ミッドナイトラン
「旅立ちは突然に」からのつづき
8月16日 23:00
一台の車が静かにガレージを後にする
あたりは闇に包まれ、静まり返っている
高速1,000円の恩恵を受けるためには
今日の23時59分までに高速に乗る必要がある
最寄りの本庄・児玉インターまでは約30分
余裕を持って少し早めの出発だ
ほどなくして車はインターを通過、下り車線へ入る
深夜ということもあり車はスムーズに流れている
京都までの道のりは長い
関越道~上信越道~長野道~中央道~名神道
片道で600㎞、一般道も入れれば7時間近くかかる。
夜の高速道路は、昼間とは違い、まわりの景色がほとんど感じられない
道路灯の明かりだけが、一定のリズムで流れていく
単調で長い時間が過ぎていく
ここからは眠気との戦いになりそうだ
8月17日 01:30
車は長野道に入り最初のサービスエリア「姥捨サービスエリア」に差し掛かる
出発して2時間半、さすがに眠気もきつくなってきたので、小休止をとる
眠気覚ましのホットコーヒーを飲みつつ夜風にあたる
夏だというのに車の外は少し肌寒さすら感じる
サービスエリアにはさすがに車も数えるくらいしか停まっていない
世間では明日、いや、今日の朝から休み明けだということを再認識しつつ
ちょっぴり優越感に浸りつつ、また車を走らせるのであった
次回へつづく・・・
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真夜中の戦い
「ミッドナイトラン」からのつづき
8月17日 02:30
深夜ラジヲもあらかた放送が終わり、
車のエンジン音と、道路灯の明かりだけの
静かな世界が続く、
車は諏訪湖サービスエリアに近づく
ここは知る人ぞ知る、ハイウェイ温泉がある
ここでひとっ風呂浴びて仮眠を取る予定だ
が・・・
・・・・・
重大なことを見落としていた
・・・・・
諏訪湖サービスエリアに行くには
その手前の岡谷ジャンクションで中央道を東京方面に行かなくてはならない
京都へ行くには反対方面である
一度東京方面へ入ったらUターンはできない
当たり前のことだ
何とも単純なミス
あまりにも初歩的なミスに加え
さらに気分はすっかり温泉気分でいただけに
精神的なダメージは大きかった
肉体的にもかなりやられている
とりあえず車は先を目指しつつ
休憩できるサービスエリアへと向かう
次回へつづく
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長い夜
「真夜中の戦い」からのつづき
8月17日 03:30
ハイウェイ温泉に寄ることができず
精神的にも肉体的にも大きなダメージを受けた私は
いまだ仮眠のとれるサービスエリアを探しつつ
中央道を名古屋方面へと走り続けている
前回の休憩から約二時間
そろそろ眠気も限界だ
あたりは山に囲まれ、山をまわりこむように
道は大きなカーブが連続している
インターに乗る前に買ったフリスクも効果が薄れてきている
このまま走り続けるのは危険だ、
とりあえず最寄りの恵那峡サービスエリアで休憩をとることにする
ここまで約350キロ、京都までの半分以上はきている
夜の高速道路がここまで過酷なものだと思いもしなかった
以前昼間の高速道路で650キロ走ったときは、
ところどころ寄り道しながらだったのであまり苦にはならなかったのだが・・・
サービスエリアのインフォメーションで
この先風呂に入れて仮眠がとれ場所を探す。
なかなか見当たらない・・・
あった
「多賀サービスエリア」
ここはハイウェーホテルが併設されていて
風呂付きツインルームもある、ちゃんとしたホテルである
まぁそこまでしっかり泊る必要もないし、そんなところで
余計な出費はしたくない
幸いにも仮眠室も格安であるみたいだ
その辺が妥当なところだろう
しかし多賀サービスエリアまではまだ130キロほどある
時間にして一時間半程度だ
そこまでもつか?
眠気に勝てるのか?
さまざまな不安が頭の中を駆け巡る
でも風呂の魅力にはかなわなかった
熱いコーヒーをすすりながら
車は多賀サービスエリアを目指し再び走り出す
次回へつづく・・・
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名古屋だぎゃ?
「長い夜」からのつづき
夜の山間の大きなカーブ道が延々と続く
15分おきに睡魔が襲ってくる
眠ってはいけないと思いつつも
瞼か重くなってくる
危険ではあるが、車を運転しながら
ふっと意識が飛ぶのがこんなにも気持ちの良いものだとは
初めての経験だ
しかし眠ってしまったら最後
私の三十数年の人生はここで終わってしまう
がんばれ自分!
カーステレオのボリュームを上げてみる・・・
ノリの良い音楽に変えてみる・・・
歌を歌ってみる・・・
なんか寂しくなってきた
楽しいことをイメージしてみる
・・・・・
・・・・・
何も思い浮かばない
こんなとき隣に誰かいたら・・・
まぁこんな夜中に高速をひた走る物好はいないだろうが・・・
睡魔は肉体な攻撃に合わせ
精神的にも私を追い詰めていった
がんばれ自分!
その時道は小牧ジャンクションに差し掛かる
山に囲まれていた景色が急に開け
夜の街明かりが大きく眼下に広がった
案内看板に「←名古屋」、「京都→」の文字が
「なごやだぎゃ~」
思わず叫んでしまう
なごや・・・
なんていい響きだ
前回の旅で行けなかった街 なごや
エビふりゃ~の街 なごや
ひつまぶしの街 なごや
小倉トーストの街 なごや
味噌煮込みうどんのまち なごや
天むすの街 なごや
いきなりテンションが上がってきた
魅惑の街 なごやがすぐそこまで来ている
ま、名古屋は寄りませんけど
次回へつづく・・・
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愛知県?
「名古屋だぎゃ」からのつづき
睡魔と闘いながら・・・
一人の寂しさに負けそうになりながら・・・
やっとのことで辿り着きました
魅惑の街「名古屋」
気の持ちようとはよく言ったもので
今までボロボロだった私の頭の中は
楽しい名古屋のイメージでとてもテンションが上がっていた
道も広く、まっすぐになった
山ばかりだった景色も、街の明かりに変わっている
「名古屋、名古屋、名古屋」
私は浮かれていた
が、
私は気づいた
ここは名古屋ではなく「愛知県」だということに
さらに
名古屋には一歩も足を踏み入れないことに
愛知県の人には申し訳ないが
私の頭の中には
「愛知<名古屋」なのだ
中部地方=名古屋
岐阜県の隣=名古屋
トヨタがあるところ=名古屋
エビふりゃあ=名古屋
東京と大阪の中間=名古屋
なのである。
行ってみれば神奈川じゃなくて横浜 みたいな
北海道じゃなくて札幌 みたいな
わかりにくい?
とにかく愛知県という概念がほとんどないのである
しかし愛知県はそこにあった
名古屋以外の部分があった
急に悲しくなった・・・
テンションが一気に下がった・・・
肩を落として先を目指した・・・
↓ ↓ ↓ この旅の目的地ってどこだっけ・・・
尾張は終わり・・・
久しぶりの「京都行こう」シリーズだ
そういえば、京都へ行ったのはいつだったか
最近それすら忘れかけている
いかん、いかんまだ京都にすら到着してないじゃないか
これから先いろいろとあるのに
こんなところで挫折して良いのか?
でも、挫折しそうだ
書き始めるとあれもこれもと次から次へと出てくるのに・・・
書き出すまでが腰が重い
まぁ来年のゴールデンウィークくらいまでに完結できれば良いから大丈夫
と自分を慰めてみる
とりあえず、
ここまでの話の流れは「こちら」を見てください
・・・
名古屋を通らないことに気づき、気力と体力を一気にやられてしまった私は
もうテンションが上がることもなく、ただ眠気と戦いながら
名神高速を西へと進む
今まで通ってきた山ばかりの中央道とは打って変わり
この路広く、平坦で、とても走りやすい
が、その走りやすさが逆に眠気を加速させる
時間も時間なだけに、辺りの景色など見るべくもなく
人生2度目の関西で、自分がどこを走っているのかすらわからない
ふと案内標識を見ると、看板には関ヶ原とある
いつの間にか、愛知を過ぎて、岐阜県と滋賀県の県境まできていたようだ
「天下分け目の関ヶ原」とは言うが
全く廻りは見えないし、何の思いもなく、ただそこを通過した
何はともあれ、仮眠を取らないと、持ちそうにない
明るかったとしても、今の私には、廻りを見ている余裕すら無かっただろう
目差す「多賀サービスエリア」はもうすぐだ
「おそらくこの旅で、ここまでが一番つらい時だろう
京都に着けば楽しいことがいっぱい待っているはずだ」
自分にそう言い聞かせて、先を急ぐ
・・・この後さらに過酷な旅が待ちかまえているとはつゆ知らず・・・
やっとの事で「多賀サービスエア」に到着したのだった
↓ ↓ ↓ 書いてて疲れたわ・・・
富士山麓、鴨が鳴く
久しぶりの休日!
澄み渡る青空!
暖かい日差し!
じっとしているのはもったいない
と、いうことで、今日は朝から出かけようと、いつもよりちょっと早く家を出た
この時期になると毎年のように行きつけている場所がある
そこは、冬の寒い、天気のいい日に行くようにしている
昨日の夜、天気予報で今日の天気は確認済みだ
そこは、家から約3時間とちょっと遠いのだけど
一年に一度は行きたい場所だ
その場所は、山梨県、山梨市にある。
山梨市というのに県庁所在地になれなかった、残念な市だ
まぁ栃木県栃木市もそうだし、今は市町村合併で統合されたが
群馬県群馬町っていうのもあったけど・・・
話が変な方向に外れてしまった・・・
話を元に戻して、
その残念な山梨市にある、とある温泉に行くのだ
でも毎年上位にランクインしている
私は毎年そこを訪れている
ただ、せっかくの休日、温泉に入るためだけに
往復6時間かけるのはもったいない!
せっかく山梨に行くのだから、富士山を拝んでこようと
朝八時半に本栖湖を目指して車を走らせた
本栖湖なら、通常なら関越から圏央道、中央道を使えば一時間半で行けるのだが
残念ながら今日は平日、
高い高速代を払う余裕はこの時期の私にはない
ということで、秩父~雁坂峠~甲府を抜けて、ひたすら下道で行くこと約4時間
結構な時間を費やした・・・が
甲府の方はまだ紅葉も残っていて、走っていて退屈することもなく
楽しみながらのドライブとなった
12:30 お昼を少し回った頃合いで
まずは手前の精進湖に立ち寄る
残念ながら、体感的には風もほとんどなかったのだが、
湖面は波立っていて、逆さ富士をみることは出来なかった
ちょっと雲が・・・
湖面には鴨?が群れなして泳いでいた
かなり人になれているようで、人がいる湖岸まで上がってきてのんきにひなたぼっこしてる
そして本栖湖へ移動
平日だというのに、あたりは人が結構いる
ほとんどが私と同じように、あわよくば逆さ富士をともくろんだアマチュアカメラマンみたいだ
本栖湖に着いたころには太陽の位置も、少し後ろ側に回り込み、
少しかかってた雲も晴れて、きれいな青空になってくれた
やはり逆さ富士にお目にかかるにはもっと朝の早い時間でないと・・・
ホントは紅葉と富士山のツーショットをおさめたかったけど、時すでに遅し・・・
14:00 気がつけばそんな時間だ
富士山も満喫したことだしそろそろお昼を食べるところを探しつつ、次の目的地へ移動する
↓ ↓ ↓ 次回へつづく・・・
富士の樹海で人生を見失う・・・
再び精進湖方面へと向かう
本栖湖畔にも、レストハウスなど、お店は何件かあったのだが
どこも、看板には「ほうとう」を掲げている
別に「ほうとう」は嫌いではない
いや、どちらかと言えば好きな食べ物の部類に入るのだけど
根っからの猫舌な私では、「ほうとう」を食べるのにあまりにも
時間をかけすぎてしまう
そう考えて、ほうとうはパスし
道すがら、何かコレだ!と思える店があること期待しつつ
車を走らせていた
ふと国道139号沿いの看板の「青木が原樹海」の文字が
視界に入り込んできた
「この辺が樹海なんだぁ」と考えていると
私の中に、ちょっとした好奇心が芽生えてきた
「道沿いから樹海に入れるんなら、ちょっと入ってみたいな・・・」
しばらく行くと、おあつらえ向きに路肩が広く、車が停められる場所があった
私は、考える間もなく、車を停め、道を渡って、ガードレールを乗り越えて
樹海に足を踏み入れていた
道から入れるだけあって、樹海の中には、車の音も響きわたっていて
これなら、中で迷うこともないだろうと、どんどんと奥へと進んでいった
中は、溶岩の上に、木々が生い茂り、苔蒸した溶岩があたり一面に広がっていた
何とも神秘的な雰囲気だ
倒れた木の上にまた木が新たに生えてきて、広く張り巡らされた樹の根は
溶岩を割り、土が少ない土地で、養分を懸命に吸っている
さらにその樹の根にも、苔がびっしりと取り付いていて、
ナウシカの腐海の様な雰囲気だ
人の手がほとんど入っていない樹と苔と、溶岩の空間にいると、
不思議と自分という人間がこのまま大自然の中に
ゆっくりと取り込まれいくような感覚に包まれていく
なんか、このまま自然と一体になってしまう、そんな感覚だ
今までの自分の日常や考えがとても小さいことに思えてくる
そう思いながら知らず知らず、私は樹海の奥へと誘われていく
道路から100mも奥に入ると、
ホントに自分がどっちを向いているのかわからなくなってくる
頼りの道路から聞こえるはずの車の音も、森の中で響き渡り、
どちらが道路かわからなくなってくる
このまま奥へ進むのはさすがに不安になったので、太陽の光を頼りに
元来たと思われる方向へ戻っていく
確かに、樹海は迷いやすい、道にも、自分の今までの人生にも・・・
↓ ↓ ↓ でも樹海の中には、ハイキングコースもありますが・・・
恋人たちの聖地でツキに見放される
樹海を後にし、時間はもうすぐ三時になろうとしている
思わず立ち寄った樹海で、時間を大幅にロスしてしまった
お昼もまだ食べていないが
ここでゆっくりとお昼ご飯を食べてしまうと、この日一番の目的を
達することが出来なくなってしまう
昼ご飯はあきらめて、先を急ぐことにする
精進湖を通過して、朝来た道を甲府方面へと戻る
きたときは結構時間が掛かったように思えた路も
帰りは小一時間で今回の最終目的地
「ほったらかし温泉」に到着
ここは笛吹川フルーツ公園のさらに山の上に位置していて
湯船からは甲府盆地をはさんで富士山が見えるのである
何々?
富士山が見える温泉なら他にもたくさんあるだろう?
た・し・か・に・・・
富士山が見えるだけの温泉ならば
さっき寄った富士五湖周辺にはいくらでもある
しか~し!
ここ「ほったらかし温泉」はそれだけじゃない
言ったでしょ
甲府盆地をはさんでと
そう、ここは甲府盆地の夜景と富士山が温泉から同時に楽しめるのだ
それも日が完全に沈む少し前
富士山にあたる夕日と暗くなり始めた町の灯りがともるわずかな時間
の最高の景色がそこにはある
さらにここ笛吹川フルーツ公園からの夜景は「新日本三大夜景」にも選出されている
フルーツ公園は地元では「恋人たちの聖地」とも呼ばれている
お昼も食べずに先を急いだのはこの為なのだ
まずはひとっ風呂
そっそく温泉へGO!
すでに日も傾き始め、富士山が夕焼けに浮かび上がっている
(お風呂の中からの撮影は禁止の為、温泉の様子はこちらからどうぞ)
あとはここでのんびりと町の灯りが点るのを待つだけだ
極楽、極楽
富士山を眺めながら極楽気分を味わっていると
近くにいた初老のおじさんに声をかけられ、話が弾む
なんでもそのおじさんも私と同じ埼玉からきているそうだ
が、そのおじさんは、夜景までは見ずにさっさと上がってしまう
もう帰るのかと聞いてみると
何でも今日、明日は秩父の夜祭りで、
埼玉へ抜ける国道140号線を中心とした市内主要道路が
19時~23時まで完全通行止めになってしまうらしい
・・・・ナナナナント
私もその道を通らないと家へは帰れない
時間は4時半過ぎ
今からだとギリギリだ
私もそそくさと風呂から上がり、
とりあえず夕日に染まる富士山をカメラに納め
あわてて帰路へとつく
最大の目的を達成することが出来ず肩を落としながらも
何とか時間までに秩父市内を抜ける
しかし、どこも交通規制の気配すら無い
まだ時間にはなっていないからだろうか、それにしても
車の量もそれほど多くない・・・
後でわかったのだが、確かに秩父夜祭りは12/2.3の二日間だが
交通規制があるのは3日の一日だけであった
あのおじさんが悪いのか、下調べの足りない私が悪いのか
それともツキがないのか・・・・・
帰り道、あまりにも私が滑稽に見えたのだろう
空からお月さんがほくそ笑んでいる風に見えた
↓ ↓ ↓ ツイてね~ ツイてる、ツイてる
ひこにゃんに癒されて・・・
尾張は終わりからの続き
8月17日 am5:00
とめどなく押し寄せてくる睡魔という名の悪魔からの
執拗な攻撃に、ギリギリのところで踏みとどまれた私は
疲弊しながらも当面の目的地である、「多賀サービスへリア」に到着した
ここ、多賀サービスエリアは高速道路では珍しい、ハイウェイホテルが併設されている
普通にホテルとしての利用でシングルルームで一泊することもできるらしい
が、時間が時間だけにホテルは泊まれるはずもなく
受付にはいると、おばあちゃんが一人、番をしていた
こんな時間の訪問者でも、取り留めて珍しがる事もなく、淡々と受付業務をこなす
ここはホテルの営業時間が終わっても、深夜移動するトラックのドライバー
などのために仮眠室が併設されているのだ
一回の利用料金は735円、入浴付きだ
仮眠室に入ると、そこは30人ほどが雑魚寝出来るほどの広さがあり
一人一人に布団が敷かれ簡易的な仕切がされていて隣を気にせず、眠れそうだ
もう眠くて仕方の無い私は、風呂には目もくれずに布団に倒れ込むと、
あっという間に眠りについてしまった
・・・どれくらい時間が経ったろうか
ハッと目が覚めて辺りを見回すと、入ったときはあれ程居た客が、
殆ど見当たらない
慌てて携帯で時間を確認すると、9時半を回っていた
しまった!3時間程仮眠を取る予定が、1時間半も寝過ごした!
慌てて風呂に入って、目を覚まし、ホテルを出る
サービスエリアでおにぎりとサンドイッチを買い車の中で朝食を取る
時間は10時を廻っていた予定ならば、最初の目的地に着いてる時間だ
そうそう、サービスエリアのある多賀町はかの有名な彦根市の隣町であるらしく
こんな人がいた
ゆるキャラブームの仕掛け人「ひこにゃん」だ
さすがに愛くるしい。人気がでるのもうなづけるかわいさだ
旅の疲れも吹っ飛びそうだ
そしてもう一人
何かとお騒がせの「せんとくん」だ
ぬいぐるみにしても可愛くない、どっと疲れが・・・
と、ゆっくりしてられない、慌てて多賀をあとにするのであった
↓ ↓ ↓ 次回へつづく・・・
行ってきました~o(*^▽^*)o~♪
ハイサ~イ o( ´_ゝ`)ノ
行ってきましたよ~
お・き・な・わ~~~
あいにく天気は良くなかったですが
それにしても沖縄は”暑い!”
空港なんかエアコンついてたし・・・
沖縄に到着したその日が20度超えてました
私の地元では、前日に雪が降ったというのに・・・
日本って南北に長いんだなぁってつくづく感じさせられましたね~
2月15、16、17の二泊三日で会社の社員旅行で行ってきました
元々は、10月のはじめに行く予定だったのですが
例のインフルエンザ騒ぎなどのせいで、2月に延期されたのです
ホントなら、あの透き通った海で思いっきり波と戯れたかった~
初日の泊まりが残波岬だったのもあって、あの海をみたら
その思いは倍増です
でも、新たな目標ができました
今年中にもう一度沖縄に行く!
今回の旅行は
一日目 羽田~那覇(昼食)~ひめゆりの塔~嘉手納基地(道の駅から眺めただけ)~残波岬(泊)
二日目 ホテル~ちゅら海~ブセナテラス(昼食)~万座毛~首里城~那覇(泊)
三日目 午前中自由観光~那覇空港~羽田
と、いった感じでバスでの移動に多くの時間を費やしたので
次回は、行きたいところを絞り込んでたっぷりと満喫したいです~
それでもメッチャ楽しかったで~す
写真はまだ整理できてないので・・・おいおいとアップしてきます
とりあえずiPhoneで撮った一枚だけ
とりあえずは帰宅の報告まで
↓ ↓ ↓ でも、バスでも昼飯でもほとんど飲んでたな・・・
セーラー服を、脱がさないで・・・
やっと写真の整理が終わった~
これでゆっくり寝られる
それでは皆さんおやすみなさい~
って寝ちゃ駄目だって
それにしても沖縄って思った以上に遠かった~
羽田から2時間半、朝も早い時間に家を出たので
外を見ることも無く、爆睡してました
で、ついたらもうお昼
早速那覇市内でお昼ごはんです
突然ですが、セーラー服はお好きですか?
私は好きです!
特に「これはもうキビシイだろ~」っていうくらい
ムリがあるセーラー服姿
たまりません
そんな方にオススメなお店がここ
「サムズセーラーイン」
セーラー服なんですよ~
店員が~
それも真っ昼間から
こんな感じで
いま女子高生のセーラー服を想像した方
残念でした・・・
女性の店員さんはみなこの格好です
中には響の長友みたいな女の子もいましたが・・・
お店自体は鉄板焼きって言うんですか?
目の前で肉や海産物を焼いてくれます
観光客相手が多いのでしょう、シェフのパフォーマンスが派手!
パフォーマンスを見ながら、ビール片手に
じゃがいもをカットしただけで拍手が沸き起こる盛り上がりよう
そしてメインの肉
このころになるともう完全に出来上がった状態です・・・
中にはコースにはない伊勢エビを頼みだす輩まで出る始末
味の方は・・・正直あまり覚えてませんが美味しかったのでしょう
ペロリと平らげてしまいました
クヮッチーサビタン \(o⌒∇⌒o)/
↓ ↓ ↓ 肉この間食べたばっかりなのに・・・
もっとそそり立たないと・・・
お腹も膨れたところで、沖縄の旅最初の目的地
ひめゆりの塔へ・・・
って順番ちがくねぇ・・・
さっき散々食べて飲んだ後に行くところじゃないだろ!
まぁ道順とすれば順当なんだろうけど・・・
ヤッパリネ
酔っ払っ状態で行って良いところではないでしょう
それでも、行程をかえる訳にもいかず
あのテンションのままで皆大丈夫なのだろうかと心配しながらも
ひめゆりの塔へ
ひめゆりの塔は戦時中にひめゆり学徒隊として従軍していた
女学生達が、看護活動をしていたという洞窟の上に建っている
その先にある資料館に入ると、さっきまでの浮かれた空気は一掃され
皆、神妙な面持ちで当時の資料を見ていた
実際、戦争と言うものを教科書やテレビを通してでしか
知らない私のような世代でも
当時の資料などを見ると、考えさせられることが多い
言葉では言い表せない感情がこみ上げてくる・・・
資料館をでると、皆一様に沈み込んだ面持ちで
ゆっくりとバスへと向かったのであった
で、帰ってきてから知ったのだけど・・・
私はてっきり上の写真がひめゆりの塔だと思っていたけど
実は違うらしい
上のはあくまで慰霊碑であって
世に言うひめゆりの塔はその片隅にひっそりと建っている
小さな石碑の事をいうらしい・・・
まったく気づかずにスルーしてた・・・
せっかくなのでネットで見つけた写真でも載せておこう
塔ってもっと大きくそびえ立ってるんじゃないの?
↓ ↓ ↓
おっきければいいってモンじゃないんだよ、何事も・・・
だ~れもいない海!
ひめゆりの塔を後にしたチョット沈んだ一行は
バスが走り出して10分後には
さっきの静けさはどこ吹く風で
再び盛り上がり始めていた
どこで買ったのか、車内に缶ビールを持ち込み
後ろの方では酒盛りが始まっている
毎年、社員旅行で見慣れた光景だ
知り合いのバスガイドに聞いた話だけど
建築関係者の旅行はどのガイドでも嫌がられるらしい
後ろの光景を見ていればそれも納得せざる得ない
私も以前は後ろの席のメンバーで、過去に様々な伝説作ってきたのが身にしみて
ここ数年はおとなしく前の席の住人となっている
まぁそこでも飲んでるんですけど・・・
今回は、沖縄に着いてからのバスだから
当然酒やおつまみの準備はなく
後ろの方だけが異様な盛り上がりを見せていた
それもそのはず、この後の旅程は宿泊先のホテルがある
残波岬まで、ひたすらバスに乗りっぱなしだ
途中道の駅嘉手納で、嘉手納基地をチョット眺めるくらいで
アトは車内
ひたすら車内
2泊3日の旅だけど、移動を考えると
あまりあちこちに立ち寄れない
明日はちゅら海まで行かないとだし・・・
移動時間をどう過ごすか、ほとんど考えてなかった・・・
考えてみれば、今回の旅行は、前もっての下調べもほとんどしていない
そんなこんなでバスにのること一時間、道の駅かでなに到着
屋上の展望テラスから嘉手納基地内が一望出来るらしいのだが
残念ながら今日は米軍の演習が夜の日ということらしく、一機たりとも飛行機は見当たらない
沖縄の人の事情を考えると、観光気分で行くのもどうなのかとも思うけど
せっかく行くのであれば、ネェ・・・
仕方が無いので、展望デッキの入り口にあったシーサーでも
そう言えば沖縄に来て初めてのシーサーだな・・・
バスの中でガイドさんに教えてもらったシーサーの発音
本土の人はシーサーのアクセントが シー↑ サー↓ といった感じで抑揚つけるけど
うちなーでは シー→ サー→ と抑揚付けないんですって
言うときの表情は寒いギャグいった人に冷たい視線を浴びせる感じで
ハイ皆さんご一緒に
シー→ サー→ (_- )
もう一度
シー→ サー→ (_- )
かなりヽ(;´Д`)ノ面白すぎた~っ!!
↓ ↓ ↓ 結構イメージと違うことアルヨ・・・
二人の愛を確かめたくて~
こんばんは
「ふたり」と言う言葉を変換すると「不タリ」と出る男
ねぎぞうです・・・
オカシイナ「ひとり」ハ「一人」ジャナクテ「独り」ト、デルヨ・・・
先日のブログ「だ~れもいない海!」ってタイトルだったんですが
海の話が一言も出てこないではないですか!
UPしてから気づきました・・・
と、言う事で今日はちゃんと海が出てきます
まだ沖縄の話しかいってツッコミは置いといて・・・
大盛り上がりの一行は一日目の宿泊場所でもある
残波岬に到着しました
旅行前に見たモノの本によると
美しい夕日を楽しめる沖縄でも有数のサンセットビーチとして名高いとか・・
これは絶好のシャッターチャンス!
早速カメラ片手に岬の方へと・・・
ホテルを出た瞬間、雨がパラパラと降り出してきました
ツキのない男は嫌いですか・・・
はい、だいたいこんなものです
何せ私はかなりやり手の雨男!
きっちり仕事しました・・・o(T^T)o
それでも、海だけはこの目にやきつけようと
小雨のパラつく中、もう一人、やはりやり手の雨男とともに海岸へ
それでも見てください
この透明度
去年の夏にいった日本海の海とは大違い!
青い海!
白い砂!
打ち寄せる波!
石 ?
ハイビスカス!
これぞ沖縄!
もう海に飛び込みたい衝動をかろうじて大人の理性で抑えながら
夏にもう一度この海に会いに来ることを心に誓ったのでした
そして一行は再び酒盛りの場へ・・・
↓ ↓ ↓ まだ呑み足りないか!
ヤッパリ夜は・・・
1日目の夜は、酒に溺れ、さらにはめくるめく快楽に溺れ・・・
とはイカず、イヤ、いかず
会社の旅行なもので、お決まりの宴会
前に座っている一部の人間以外は皆どこか気分が乗り切れない
皆コロの中では、会社の宴会なんか無くていいのにといった顔つきだ
が、それも始まってしまうまで
いざ、宴会が始まれば皆それなりに楽しんでいる
モチロン私も ♪(o=゜▽゜)人(゜▽゜=o)♪ルンルン♪(o=゜▽゜)人(゜▽゜=o)♪
コンパニオン?
そんな気の利いたモノはつかない
カラオケ?
一時間15000円と聞きそれもない
可愛い女子社員のお酌?
最近の若い子はまったく気が利かないな・・・
でも、いいの!
今夜は明日の夜の予行演習
飲みすぎて明日をダメにしないためにも
今夜は控えめに・・・
それに、ホテルの周りには、飲みに出る場所なんか
まったくない陸の孤島
ハイ、そんな夜は早く寝るのが一番!
でもそんな心配も必要なく
朝が早かったのと、泡盛をたらふく飲んだおかげで
宴会が終わって部屋に戻ったら
いつの間にか眠りに落ちていたのでした
↓ ↓ ↓ まぁブログの更新はしてたみたいだけど・・・
ちゅら?チン?マン?
ちゅら海の「ちゅら」って美しいって意味だったよなぁ~
と言う事は「ちゅらさん」って美しいさん?
意味わかんね・・・
わかんねって言えばちゅらさんに出てた「国仲涼子」
一時期「加藤ローサ」と見分けがつかなかった・・・
歳かな?
と言う事で、今回の沖縄旅行のメインイベント(昼)とも言える
「ちゅら海水族館」!
ええ、今日も雨です・・・それも大風のおまけ付き
バスから水族館まで少し歩くので、親切にも傘の貸出があったんだけど
水族館につく頃には役半数の傘が使い物になら無く・・・
台風中継か!
ということで、ココからは写真中心でお送りします
別に文章書くのが面倒なわけじゃ無いからネ!
そこ大事!
キレイな魚・・・名前?調べてください
こっちもキレイな魚!
体が透けていて群れで泳ぐとキラキラととてもキレイでした
名前?・・・
こんなヤツ、クラスメートに居そうです
オッサンみたいなヤツ
そしてサメ!悪そうな目つき、なんか企んでます
「俺に触ると怪我するぜ!」
でもちょっぴり寂しがり
ニョロニョロです、名前はチンアナゴ!
陸で言うとナマケモノみたいな
この状態でひたすらゆらゆらしてました
「ハァ~今日も茶が旨いのぅ」
エイです
ヒョウ柄です
オシャレさんです
その名も「ヒョウモンオトメエイ」
「アタシィ~ヒョウ柄以外アリエナイしぃ」
でも家ではスウェットですけど
コチラもエイです
優雅に泳いでます
「フン、下々のモノどもと一緒では息が詰まる」
そしてオニイトマキエイ、通称万太マンタです
結構ブサイクです
マンタの複数飼育は世界でちゅら海水族館だけだそうです
そして・・・
ジャイアンです、そして、背びれに張り付いてるのがスネ夫です
流石にデカイ!なかなか全身を入れるのが難しい・・・
マナティーも(アタシも)いるわよ~
しっかり見てまわれば一日かけてもまわり切れないと言われるこの水族館
わずか1時間半の滞在で、魚の名前を一つ一つ覚えてる時間もなく・・・
↓ ↓ ↓ だからスケジュール詰めすぎなんだって!